今回、小割機の肉盛り溶接を最後までやってくれたのは、H君でした。
今までも何度か、同じような溶接をしてもらってはいましたが
半分はベテランのIさんが担当してくれたりなどで、
固定側、可動側の両方を最初から最後まで、というのは初でした。
これまではIさんのアドバイス少なめで、H君がIさんの溶接作業を合間でみたり
質問したりと自分なりに考え、自分なりの溶接でした。
今回は、始業前や休憩時間にIさんから厳しめのアドバイス(笑)を
もらいながら、最後までやり切りました。
職人仕事なので、溶接電流や電圧の数字、手順を同じにしても、
出来上がりが同じようになるわけではありません。
自分の感覚や感性が必要な部分が大いにあります。
もちろん、具体的に教えてもらえる部分もありますが…。
最近は、「誰でも出来るように」「誰がしても同じになるように」が良いよね‼
という風潮ですが、私はそうではないと考えています。
ある程度は、同じようなそんな感じに見えるかもしれませんが、
職人本人が努力して掴んだ感覚は、その人にしか出せない技術・ものだと思います。
その感覚の端っこを今回掴んだH君。これからも努力して技術・感覚をさらに上げていってくれると思います。
私自身も努力し、皆が努力できる環境を整えて少しずつでも会社が成長できればと思います。
皆で苦労し、努力もして、皆で良い思いをするために、今日も頑張りましょう!