少し前の休日になりますが、
奥さんと出掛け、お昼ご飯は少し贅沢をして
お寿司屋さんへ行くことに。
普段は回転寿司ですが、結婚記念日の前日で
記念日当日からは出張なので急遽、この日
贅沢することにしました。
予約しておらず飛び込みで気になったお店に伺ったので
2件は予約満席で入れず、3件目で無事
カウンターに座ることができました。
そのお店の大将との話で、心に残った話を少し。
大将:
修行に入っても最初は寿司のことなんか教えません。
教えるのは、人間性を磨くこと。
挨拶、礼儀、気遣い。
人として当たり前の事ができるようになったら、寿司でもなんでも仕事なんか自分で覚える。
人間性が出来てないうちは、手取り足取り教えても半分も覚えん。
あぁ~、なるほど。と納得させられました。
確かに、自分や相手が気持ちよく過ごせるように当たり前のことを当たり前にできたり、
気遣いが出来るほど、その時に集中していれば師匠の所作や手捌きを見て覚えるし、
相手(お客様)の望むことも、聞かなくてもある程度解るようになるだろうなぁと納得しました。
感動するほど美味しい寿司を食べて、大将の話がより深く心に響きました。
大将の話や人間性に深みがあったので、寿司も2倍、3倍とより美味しく感じたのかもしれません。
どちらにしても、私もそんな話の一つや二つ、サラッと話して納得させられるような職人になりたいものです。